慢性腎臓病の治療を行う慢性腎臓病センターについて|京都山城総合医療センター

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慢性腎臓病センター

慢性腎臓病センターでは

内科的・外科的領域の壁を取り払い、それぞれの専門性を連携させて、腎臓の病気および尿管・膀胱といった尿の通り道と男性性器の病気の総合的かつ迅速な診断と治療に取り組んでいます。また腎不全に対して透析医療(血液透析・腹膜透析)を行っています。蛋白尿や血尿などの尿の異常、腎機能が悪い、尿が出にくい、などの症状については、腎臓および尿路の病気を総合的に診断する必要があります。当センターでは、腎臓内科と泌尿器科が密に連携して検査・診断・治療を行うことにより、質の高い医療を提供することを目指しています。

慢性腎臓病センターの診療

慢性腎臓病センターは、当院における臓器別診断・治療センターの一部門として、腎臓内科と泌尿器科が密接に連携して慢性腎臓病に対する診療を行っています。

慢性腎臓onic Kidney Disease:CKD)とは

慢性腎臓病は新たな国民病です!

慢性腎臓病(CKD)とは慢性に経過するすべての腎臓病を指します。あまり耳にしないかもしれませんが、実は患者さんは1,300万人(20歳以上の成人の8人に1人)いる*と考えられ、新たな国⺠病ともいわれています。生活習慣病(糖尿病、高血圧など)や、メタボリックシンドローム、リウマチ疾患・膠原病との関連も深く、誰もがかかる可能性のある病気です。腎臓は体を正常な状態に保つ重要な役割を担っているため、慢性腎臓病(CKD)によって腎臓の機能が低下し続けることで、さまざまなリスクが発生します。

※エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2009(社団法人 日本腎臓学会 編)より

慢性腎臓病の定義

下記のいずれか、または両方が3ヶ月以上続いている状態。

腎障害
たんぱく尿(微量アルプミン尿を含む)などの尿異常、画像診断や血液検査、病理所見で腎障害が明らかである状態。

腎機能の低下
血清クレアチニン値をもとに推算した糸球体濾過量(eGFR)が60ml/分 /1.73m²未満の状態。

慢性腎臓病(CKD)の初期症状は?

慢性腎臓病(CKD)は初期には自覚症状がほとんどありません。
それが、慢性腎臓病(CKD)の怖いところで、患者を増加させている原因でもあります。
そして腎臓は一度あるレベルまで悪くなってしまうと、自然に治ることはありません。
放っておくと、どんどん進行して取り返しのつかないことになるおそれがあります。

慢性腎臓病を早く見つけるためには

定期的に健康診断を受け、尿や血圧の検査をすることが早期発見につながります。腎臓病の重要なサインは尿の異常(蛋白尿や血尿など)です。尿の異常を指摘されましたら、
放置せず当センターを受診してください。特に尿たんぱく陽性の方は要注意ですので、当センターでくわしい検査を受けるようにしましょう。

慢性腎臓病(CKD)が進行すると

腎臓の機能を表す指標として、血清クレアチニン値をもとに糸球体濾過量を推定した推算GFR(eGFR)が用いられます。GFRは糸球体が1分間にどれくらいの血液を濾過して尿を作れるかを示す値です。健康な人では、GFRは100mL/分/1.73m²前後ですが、蛋白尿などの腎障害がなくとも、GFRが60mL/分/1.73m²未満で持続していれば慢性腎臓病(CKD)と診断されます。
さらにGFRが低下すると慢性腎臓病(CKD)の重症度(病期)が進み、末期腎不全(15mL/分/1.73m²)では透析治療移植が必要になります

慢性腎臓病があると

さらに、慢性腎臓病(CKD)があると、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患にもなりやすいことが明らかになっており、いかに慢性腎臓病(CKD)を治療し、心血管疾患を予防するかが大きな問題となっています。

慢性腎臓病センターの診療内容

各種腎疾患の早期発見・早期診断と治療

慢性腎臓病(CKD)は早期発見が重要です!
尿検査を定期的にされていますか?尿検査で異常を指摘されたことはありませんか?腎臓病の重要なサインは尿の異常(蛋白尿や血尿など)です。検尿異常を放置していませんか?生活習慣病(糖尿病、高血圧など)や、メタボリックシンドローム、リウマチ疾患・膠原病ではよく腎臓病を発症します。血液検査で腎機能が悪いと言われたことはありませんか?腎臓の病気は治らないから...とあきらめて放置していませんか?腎臓病は、早期に診断、治療を受ければ完全に治すことも可能です。検尿異常や腎機能障害を指摘されましたら当センターを受診してください。当センターでは、末期腎不全にならないことに重点を置き診療を行っています。

腎生検

当センターでは早期に腎臓病を的確に診断、治療を行うために積極的に腎生検を行っております。腎臓病(蛋白尿、血尿、腎機能低下)の患者さんにとって最も適切な治療法を決定するためには、血液検査、尿検査、画像検査から得られる結果だけでは不十分な事が多く、腎臓の一部の組織を採取し、顕微鏡で評価、正確に病気を診断することが必要です。「腎臓から組織を採取する手技・操作」のことを「腎生検」と呼びます。通常の顕微鏡だけではなく、電子顕微鏡でも観察し、組織を蛍光染料で染めて、自己免疫タンパクの沈着がないかどうかなども詳細に調べます。

腎生検の目的は、以下の3点です。
(1)腎臓の組織から正確な組織診断を得ること。
(2)病気の予後(見通し)を予測すること。
(3)適切な治療法を決定すること。

検査は、超音波装置でみながら背中から穿刺針を刺して腎臓に届かせ、腎臓の組織を採取します。腎臓は左右にありますが、どちらか片方の腎臓から採取します。穿刺前は局所麻酔を行います。検査は一週間弱の入院が必要で、出血の合併症に注意して行います。

慢性腎不全に対する保存療法と腎代替療法の導入・管理

慢性腎臓病(CKD)が進行し、腎臓が十分にその役割を果たせなくなった状態を慢性腎不全といいます。残念ながら慢性腎不全になってしまうと、腎臓はもとに戻ることはありません。慢性腎不全の患者さんに対しては、病期の進行を遅らせる治療が必要であり、そのためには、日々の生活習慣の改善、食事療法や薬物治療による血圧管理、貧血改善、脂質代謝管理、糖代謝管理、塩分摂取制限などを総合的におこなうことが必要です。最近では、生活習慣病として、何かと話題になっているメタボリックシンドロームが、は慢性腎臓病(CKD)の危険因子であることが分かってきました。メタボリックシンドロームの症状である「高血糖」、「高血圧」、「脂質異常」は腎臓の働きを低下させる重要な要因です。つまり、メタボリックシンドロームの人は慢性腎臓病(CKD)になりやすいといわれています。当センターでは、糖尿病センターと連携して、管理栄養士、薬剤師、検査技師、および看護師と共にメタボリックシンドロームの改善と腎不全の進行を抑えるべくチーム医療でその診療にあたります。

こんな人は要注意です!

高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病やメタボリックシンドロームがある。

さらに腎臓の働きが低下する(末期腎不全)と、腎臓の働きを代替する治療(腎代替療法:透析療法や腎移植)を受けることになります。当センターでは、透析療法として、血液透析または腹膜透析の導入その後の管理を行っております。また、適応のある患者さんには、腎移植を推進し、専門の病院へ紹介いたします。

血液透析

週に2〜3回、1回4〜5時間かけて、身体の外に血液を取り出し、血液中の老廃物や余分な水分を取り除いたあと再び体内に戻します。透析室で行います。

腹膜透析

週に2〜3回、1回4〜5時間かけて、身体の外に血液を取り出し、血液中の老廃物や余分な水分を取り除いたあと再び体内に戻します。透析室で行います。

介護老人保健施設やましろ

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