放射線科

放射線科(IVR)

放射線科IVR治療について

担当:放射線科医師 廣田 達哉

平成11年京都府立医科大学卒業・日本医学放射線学会専門医

IVRとは?

Interventional Radiology (インターベンショナルラジオロジー)の略語で、X線透視装置・血管造影・超音波やCTなど種々の装置を用いながら侵襲的治療を行うことです。長所として、大部分の手技を局所麻酔で行うため、外科手術に比べて侵襲が少ないといわれて います。疾患によっては、外科手術に匹敵する治療効果をあげているものもあります。(閉塞性動脈硬化症に対する血管拡張術など)

短所として、放射線発生装置を使うことが多いため患者様を被曝させてしまう機会が多いですが、最大限被曝を減らすよう努力しています。また治療法によっては現時点で明確なエビデンスが得られていないものがありますが、これらのうち一部のものは現在多施設共同で臨床試験が進行中です。

IVRには様々な疾患に対する治療がありますが、当院では主に悪性腫瘍に対する治療閉塞性動脈硬化症に対する治療を行っています。

閉塞性動脈硬化症:動脈硬化が原因で下肢の動脈が狭くなったり(狭窄)、詰まったりする(閉塞)病気です。高度の狭窄や閉塞があると、病変部より下流の血の流れが悪くなるため歩行時に筋肉が酸欠状態になり痛みが出現しますが、数分休憩すると筋肉の酸欠が改善されるため痛みが消失します(間欠性跛行:かんけつせいはこう)。程度がひどくなると安静にしているときでも痛みやしびれを感じたり、足の色が暗紫色になったりします。放置されると壊疽を生じ最終的に切断が必要になる場合もあるため、早期発見・早期治療開始が重要となります。

悪性腫瘍に対する治療としては、切除不能の悪性腫瘍に対し腫瘍を栄養する動脈から抗癌剤を注入する化学療法(動注化学療法)や悪性腫瘍を栄養する動脈を閉塞させて腫瘍を兵糧(ひょうろう)攻めにする治療(動脈塞栓術)、体表から針をさして悪性腫瘍を焼く治療(ラジオ波焼灼術)を行っています。

閉塞性動脈硬化症に対する治療としては、下肢動脈の狭窄部や閉塞部を風船のついたカテーテル(バルーンカテーテル)で広げたり、金属を網目状に編んだ筒(ステント)を留置する治療を行っています。

放射線科常勤医師紹介

                    
氏名 専門分野 資格
石原 潔   日本医学放射線学会専門医
日本核医学会会員
佐野 優子   日本医学放射線学会専門医
日本磁気共鳴医学会会員
検診マンモグラフィ読影認定医
廣田 達哉   日本医学放射線学会専門医
日本IVR学会会員