糖尿・内分泌科

糖尿・内分泌科の紹介

10年間で糖尿病・内分泌専門部門を確立しました。細小血管障害と大血管障害の管理・治療に対応するために、内科各科、外科などの従来の各部門の壁を取り除き、グループ診療対応をしています。

症例数・治療成績

現在約3000人の糖尿病患者様を管理。1型糖尿病は約100名、2型糖尿病は2900名。甲状腺疾患は約100名。通院圏は木津川市、相楽郡だけでなく、近郊市内からも受診されています。

特徴

糖尿病教育・治療入院:糖尿病専用病棟で、細小血管障害と大血管障害の評価ができるクリニカルパスを導入、入院された患者様の糖尿病の重症度(合併症の程度)を評価し、今後の外来フォローの指標としている。2型糖尿病の患者様ほぼ全員に早期の短期インスリン強化療法(約2週間)を行い、その後、専門看護師による外来フォローを加え長期の良好な血糖コントロールを高率に維持しています。

外来管理では、食事療法15%、経口血糖降下薬40%、インスリン併用療法20%、インスリン療法25%。外来でも糖毒性解除目的で早期インスリン療法を導入、その際、持続型インスリン(ランタスやデテミル)を使用、より患者様が受け入れやすいインスリン治療の導入も行っています。経口血糖降下薬治療では初期よりインスリン分泌促進薬(SU剤やグリタゾン製剤)と他剤を併用、できる限り少量のインスリン分泌促進薬の使用で分泌促進薬の二次無効の発現を防止し、長期に継続した良好な血糖管理に努めています。

糖尿病合併患者様の増加・重篤化に伴い包括的対応をしています。特に網膜症、腎症および動脈硬化症(脳梗塞・心筋梗塞・閉塞性動脈硬化症(ASO:PAD))への対処(発症・進展防止及び治療)を行っています。重篤な合併症年間発症頻度:脳梗塞~30名、心筋梗塞・狭心症によるPCI(経皮冠動脈インターベンション)~30名、糖尿病腎不全による透析導入4~8名、ASOに対する経皮血管形成術(PTA)~5名。

近隣医療機関からの紹介は紹介医に戻し、年~3回の外来フォローとし、合併症の評価や治療の変更について指示し、共同管理をさせていただいております。

内分泌疾患では、甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症:バセドウ病、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎、甲状腺機能低下症:橋本病など)を主に治療しています。副甲状腺疾患~5名、下垂体疾患~5名(脳神経外科と共同対処)。甲状腺腫瘍は中井内分泌外科部長が対処しています。

糖尿病合併妊娠や甲状腺疾患合併妊娠による出産への年間対応はそれぞれ5~10名。

検査対応:HbA1c、IRI、Cペプチド、微量アルブミン尿、甲状腺機能などは当日測定可能です。そのほか、神経伝導速度、動脈硬化の評価として頚動脈肥厚やプラークの程度を調べる頚動脈エコー(IMT)や心臓足首血管指数(CAVI:動脈の進展性の評価)、超音波血管血流測定、心臓エコー、トレッドミル検査、64列CTによる冠動脈撮影などの検査を行うことができます。

外来診療は月・水・木の午前中(8:30~11:30受付)で、原則的に予約制です。糖尿病教室(毎水曜日)、栄養指導(毎日)も予約制です。

地域住民への「生活習慣病に対する予防啓発活動」として、2002年から毎年各部門のスタッフが参加して、講演、地域疫学成績、食事・運動療法、薬剤展示や動脈硬化の評価検査など包括的「生活習慣病に対する勉強会」を実施しています(毎年10月の最終土曜日又は日曜日9:00から12:00)。